みんなで大家さんが営業停止した理由とは?危ないのか口コミなどを紹介
目次
「少額から始められる不動産投資」として注目を集めていた「みんなで大家さん」。
突然の営業停止に、多くの投資家が不安を感じています。「大丈夫だと思っていたのに…」「今後どうなるの?」と思っている人が多いようです。
この記事では、みんなで大家さんの営業停止の理由や、不動産クラウドファンディングのリスクについて詳しく解説します。投資を検討している方はもちろん、すでに投資している方にとっても、重要な情報をお届けします。
- みんなで大家さんの営業停止の理由と概要
- みんなで大家さんの安全性に関する口コミ情報
- 他の不動産クラウドファンディングサービスの紹介と利用時の注意点
- 不動産クラウドファンディングに興味がある人
- みんなで大家さんに投資を検討している人
- 他の不動産クラウドファンディングサービスを比較検討している人
そもそもみんなで大家さんとは
サービス名 | みんなで大家さん |
運営会社 | 都市綜研インベストファンド株式会社 |
創立 | 平成11年8月 |
資本金 | 約29億2330万円(2024年1月時点) |
主な免許 | 宅地建物取引業、不動産特定共同事業 |
主な活動 | 不動産クラウドファンディングの運営 |
みんなで大家さんは、不動産投資の新しい形を提案するサービスです。このサービスを通じて、誰もが少額から不動産投資に参加できるようになりました。
20年以上の実績を持つこの会社は、不動産業界で確かな地位を築いています。
不動産クラウドファンディングとは
不動産クラウドファンディングは、多くの人が少額ずつ出資して大きな不動産プロジェクトに投資する仕組みです。このシステムにより、これまで大口投資家しか参加できなかった不動産投資の世界が、一般の人にも開かれるようになりました。
このサービスの特徴は、以下の点にあります。
- 少額から始められる:1万円程度から投資可能
- リスク分散:複数のプロジェクトに投資できる
- 専門知識不要:運営会社が物件選定や管理を行う
一方で、注意すべき点もあります。
- 元本保証なし:不動産市況により損失の可能性あり
- 流動性の低さ:換金に時間がかかることがある
- 税務処理:確定申告が必要な場合がある
不動産クラウドファンディングは、新しい投資の選択肢として注目を集めています。しかし、リスクと特徴をよく理解したうえで利用することが重要です。
みんなで大家さんの営業停止の概要とは
2024年6月17日、みんなで大家さんを運営する都市綜研インベストファンド株式会社に対し、東京都と大阪府から行政処分が下されました。この処分の主な理由は、不動産特定共同事業法(不特法)違反です。
具体的な違反内容には、以下のような問題がありました。
- 建設計画の大幅な変更に伴う影響を投資家に十分説明しなかった
- 開発許可の対象外の土地を誤って書類に記載し、それを基に契約を締結した
- 造成工事完了後の土地状況を正確に記載していなかった
この処分の影響は深刻で、多くの投資家が解約を申し入れました。2024年6月21日の24時間で470人以上から解約請求があり、その総額は28億円を超えたとのことです。
注目すべきは、これが同社の初めての行政処分ではないことです。2012年と2013年にも処分を受けており、過去には処分取り消しの訴訟も行っています。
現在、都市綜研インベストファンド株式会社は業務停止処分の取り消しを求めて法的措置を取っています。この過程で、成田シリーズの土地取得価格や賃料の妥当性についても疑問が浮上しました。
投資家にとっては、元本割れのリスクが高まる可能性があります。この事例は、不動産クラウドファンディングにおける事業者選定や投資商品の内容確認の重要性を改めて示しています。投資を検討する際は、十分な注意と調査が必要です。
みんなで大家さんは危ないのか口コミを調査
みんなで大家さんの安全性について、実際の利用者の声を調査しました。口コミを通じて、このサービスの長所と短所が浮き彫りになっています。投資を検討する際は、これらの意見を参考にしつつ、自身の判断で決定することが重要です。
ここでは、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ見ていきましょう。
良い口コミ
良い点: みんなで
みんなで大家さんは名前の通り、少ない投資額で始めることができるサービスになっています。
分配金も非常に高く安定したフローでれば投資する価値はあるかと思います。
非常におすすめですね。非常にいいと思います。引用:cheeese
良い点: 良い
みんなの大家さんは、投資関係の会社であるので、資金に余裕のある方は、一度見てみるのもアリだと思います。資金が増えるか増えないかは、あなた次第なので、資産価値を残したい方は、良いのかもしれません。見てみてください。引用:cheeese
良い点: よい
みんなで大家さんは何人かで共同してお金を出し合って、大家になるシステムです、不動産クラウドファンディングですね、少額から始められるのと、不動産はリスクも少ないと思いますので、初心者の方にもよいサービスだと思います引用:cheeese
多くの利用者が、みんなで大家さんのアクセスしやすさと安定性を評価しています。とくに注目すべき点は以下のとおりです。
- 少額から始められる:初心者でも気軽に不動産投資を始められる点が魅力です。
- 安定した分配金:定期的な収入が期待できるため、長期的な資産形成に適しています。
- リスクの低さ:不動産投資は他の投資に比べてリスクが低いと感じる人が多いようです。
これらの特徴は、初めて投資を考える人や、リスクを抑えつつ資産を増やしたい人にとって魅力的です。ただし、すべての投資にリスクがあることを忘れずに、慎重に判断することが大切です。
悪い口コミ
悪い点: 不安が残る
株や不動産全ての投資商品に言えることですが、将来的に絶対に元本割れしないという保証はありません。そして、ハイリターンな商品は必ずハイリスクです。ローリスクでハイリターンなものはありません。ここでは詳しく述べませんが、会社について詳しく調べるとちょっと胡散臭いところもでてきます。ご利用はご自身の判断でおこなってください。引用:cheeese
悪い点: 節税目的には不向き
まだスタートしたばかりなので、わかりません。
だだ、みんなで大家さんの商品形態は、不動産小口化商品のため、通常の不動産投資と比較すると、その年の損得によって税額が決まってくる、所得税や住民税といった、税金の節税には繋がりにくそうですね。引用:cheeese
一方で、みんなで大家さんに対する懸念も見られます。主な注意点は以下のとおりです。
- 元本割れのリスク:どんな投資にも言えることですが、元本保証はありません。ハイリターンを謳う商品には特に注意が必要です。
- 会社の信頼性:詳しく調べると不安な点があるという指摘もあります。会社の背景や実績を十分に確認することが重要です。
- 税制面での制約:不動産小口化商品のため、通常の不動産投資と比べて節税効果が限定的な可能性があります。
これらの点は、投資を検討する際に慎重に考慮すべき要素です。とくに、ハイリターンを期待する商品ほどリスクが高いという原則を忘れないことが大切です。自己責任で判断し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
不動産クラウドファンディングを利用する際の注意点
不動産クラウドファンディングは魅力的な投資方法ですが、リスクも伴います。以下の5つの注意点を理解し、適切な対策を取ることが重要です。これらを踏まえて、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重に判断しましょう。
元本割れのリスクがある
不動産クラウドファンディングでは、市場の変動や外的要因により元本割れが起こる可能性があります。このリスクを軽減するためには、以下の対策が有効です。
- 複数のプロジェクトに分散投資する
- 投資対象の不動産市場や地域経済を事前に調査する
- 自己資金の範囲内で投資額を決める
投資判断の際は、最悪のケースも想定し、許容できるリスク量を見極めることが大切です。
流動性が低い
不動産クラウドファンディングは一般に流動性が低く、急に資金が必要になった場合に対応しづらいという特徴があります。次の対策をしてこのリスクに備えましょう。
- 投資期間中に必要になる可能性のある資金は別に確保しておく
- 投資額全体に占める不動産クラウドファンディングの割合を適切に設定する
- 複数の運用期間が異なる商品に分散投資する
長期的な視点で投資を行い、急な資金需要に備えた資金計画を立てることが重要です。
手数料が発生する
不動産クラウドファンディングでは、各種手数料が発生します。これらの手数料は利益を圧迫する可能性があるため、以下の点に注意しましょう。
- 投資前に全ての手数料を確認し、実質的な利回りを計算する
- 少額投資の場合は特に、手数料が利益に与える影響を慎重に検討する
- 複数のプラットフォームの手数料を比較検討する
手数料の影響を最小限に抑えるため、投資額と期待リターンのバランスを考慮することが大切です。
税務処理が必要になる
不動産クラウドファンディングの収益は通常、雑所得として扱われ、確定申告が必要になる場合があります。適切な税務処理のために次のことを行いましょう。
- 投資開始時から収支を正確に記録する
- 確定申告の必要性を事前に確認する
- 必要に応じて税理士に相談する
とくに高額の利益が見込まれる場合は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
事業者の倒産リスクがある
運営会社が倒産した場合、投資資金が返還されないリスクがあります。このリスクを軽減するには次の対策を取るとよいでしょう。
- 事業者の財務状況や経営実績を徹底的に調査する
- 複数の事業者に分散投資する
- 業界ニュースや評判を定期的にチェックする
信頼できる事業者を選ぶことが、安全な投資の第一歩です。常に最新の情報を収集し、状況の変化に敏感になることが大切です。
みんなで大家さんが営業停止した事例から不動産クラウドファンディングのリスクを理解しよう
みんなで大家さんの営業停止は、不動産クラウドファンディングのリスクを再認識させる重要な事例となりました。この出来事から、私たちは以下の点を学べます。
- 法令遵守の重要性:企業の法令違反が投資家に大きな影響を与える可能性がある
- 情報開示の必要性:投資判断に必要な情報が適切に開示されていない場合がある
- リスク分散の重要性:一つの企業や商品に集中投資することのリスク
- 事前調査の必要性:投資前の徹底した調査が重要
不動産クラウドファンディングは魅力的な投資手段ですが、リスクも伴います。投資を検討する際は、これらの点を十分に考慮し、自己責任で判断することが大切です。また、定期的に投資先の状況をチェックし、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。