三井住友「Olive(オリーブ)」とは?特徴からわかるメリット・デメリットを解説
目次
「三井住友のOliveって本当に便利なの?」
「気になっているけど、今の口座やカードを変えるのは面倒……」
そんな悩みを抱えている人へ、三井住友銀行の「Olive(オリーブ)」は、利便性はもちろん、お得な特典も享受できる金融サービスです。
本記事では、Oliveの特徴を深掘りし、そのメリットとデメリットを徹底解説します。さらに、申し込み方法もご紹介。
これを読めば、あなたのマネーライフが大きく変わるかもしれません。ぜひOliveアカウントを作成し、新しい金融サービスを体感してみてください。
- 三井住友Oliveの具体的な特徴
- 三井住友Oliveを使うメリット
- Oliveアカウントランクの選び方と申し込み方法
- 三井住友のOliveが気になっている人
- Oliveのメリットとデメリットが知りたい人
- ランクの選び方や申し込み方法で迷っている人
三井住友「Olive(オリーブ)」とは?
「Olive(オリーブ)」は、三井住友銀行が提供する金融商品のパッケージサービスです。
このサービスの最大の特徴は、複数の金融サービスを一元管理できる点と、充実したポイント還元などのお得な特典にあります。
次から具体的に解説していきます。
5つの機能を集約したOliveフレキシブルペイ
Oliveの一番の特徴は、5つの機能を1枚に集約した「Oliveフレキシブルペイ」です。次の5つの機能が1枚のカードに搭載されています。
- キャッシュカード
- クレジットカード
- デビットカード
- ポイント払い
- 追加したカードでの支払い
この5つの支払い方法は、三井住友銀行アプリを通じて簡単に切り替えできます。
さらに、このカードは番号刻印のないナンバーレスカードとなっているため、セキュリティ面でも安心です。
資産運用もまとめて管理
Oliveのもう一つの大きな特徴は、銀行口座だけでなく証券や保険なども一元管理できる点です。
具体的には、SBI証券との連携が可能です。一つのアプリで、口座残高だけでなく株式や投資信託の運用状況も確認できるので、資産運用に回す資金計画も立てやすくなります。
さらに、今後はマネーフォワードとの連携も予定されており、Oliveを用いた家計管理・資産状況のさらなる見える化が期待されています。
Oliveの特徴からわかるメリット3選
Oliveの特徴を踏まえると、以下の3つの大きなメリットがあることがわかります。
これらのメリットをフル活用することで、より効率的でよりお得なマネーライフを実現できます。次から詳しく解説しますので、Oliveのメリットを理解しておきましょう。
金融サービスを一元管理できる
Oliveの最大のメリットは、複数の金融サービスを一枚のカードとアプリで一元管理できる点です。これにより、以下のようなメリットが生まれます。
- 財布がスッキリ:複数のカードを持ち歩く必要がなくなり、財布の中身がスッキリします。
- 家計管理が簡単に:支出や資産状況が一目で把握できるため、家計管理をしやすくなります。
- 他のカードも登録可能:Oliveカード以外のクレジットカード※も登録できるため、より柔軟な資金管理が可能になります。
※一部のクレジットカードが対象。詳細は三井住友カード公式ホームページへ。
月末に支出状況を確認する際も、これまでは複数のアプリや明細書を見比べる必要がありましたが、Oliveなら1つのアプリで全てが完結します。
お金の管理を一つにまとめることで、マネープランも立てやすくなるでしょう。
三井住友銀行の手数料が優遇
三井住友銀行の各種サービスでも優遇が受けられるのも、Oliveのメリットです。
具体的には、Oliveアカウント契約口座にかかる以下の手数料が無料になります。
- ダイレクト他行あて手数料(月3回まで)
- 三井住友銀行のATM利用手数料
- 定額自動入金手数料
- 定額自動送金手数料
さらに「選べる特典」として、以下の特典から1つを選択できます(プラチナランクの場合は2つ選択可能)。
- 給与年金受け取りで200ポイント
- コンビニATM手数料が月1回無料
- Vポイント還元率+1%
- 100ポイントプレゼント
Oliveアカウントの開設自体に手数料や費用はかからないので、これらの特典は無料で受けられることになります。振込やATMの手数料がもったいないと感じている人は、ぜひOliveを申し込みしましょう。
Vポイントがお得に貯まる
Oliveを利用すれば、Vポイントがいつもよりお得に貯まります。具体的には次の4つがポイント付与の条件です。
- 対象店舗での利用で最大20%のポイント還元
- SBI証券での取引にもポイントが付与
- 住友生命のvitalityと連携すれば、運動量に応じてポイント付与
- 三井住友銀行の取引(外貨預金、ローンなど)でポイント付与
ポイントアップの対象店舗には、次のものがあります(2024年8月現在)
例えば、月々の食費3万円をOliveカードで支払い、そのうち1万円を20%還元対象店舗で使用した場合、2,000ポイント(2,000円相当)が還元されます。
さらに、SBI証券でクレジットカード積立をすれば、投資をしているだけでもVポイントが。
対象店舗によく使うお店がある人、SBI証券で積立投資をしている人は、ぜひ恩恵を受けたいお得な特典です。
Oliveにもデメリットあり?気を付けたいポイント2選
Oliveには多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。ここでは、特に注意が必要な2つのポイントについてお伝えします。
カードの引き落としは三井住友銀行のみ
Oliveカードの最大のデメリットは、引き落とし口座が三井住友銀行に限定されている点です。これは以下のような人にとっては不便かもしれません。
- 現在、他行口座でクレジットカードの引き落としをしている人
- 給与受取口座を他行に指定している人
これらに当てはまる人は、Oliveカードの利用のために新たに三井住友銀行の口座を開設したり、給与振込の度に資金を移動したりしなければなりません。手間がかかるだけでなく、資金管理が複雑になる可能性もあります。
ただし三井住友銀行はコンビニATMとの提携も多く、全国的に利用可能なATMの数も多いです。給与受取も、定額自動送金を使えばしくみ化できます。日常的な資金管理に、大きな不便は生じないでしょう。
Visaカードしか発行できない
Oliveカードのもう一つのデメリットは、クレジットカードのブランドがVisaに限定されている点です。これは次のような人に影響が出る可能性があります。
- MastercardやJCBなど、特定のブランドのポイントを利用したい人
- 特定のブランドでしか使えない優待サービスを利用したい人
とはいえ、Visaは国内外で最も広く使われているクレジットカードブランドの一つです。海外旅行の際にも、ほとんどの場所で問題なく利用できるでしょう。
Oliveカードは、Visaの独自サービスである「Visa touch」をフル活用した次世代の金融サービスです。他にはないスムーズな決済サービスを、ぜひ体感してみてください。
選べる3つのカードランク
Oliveカードは、一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのランクから選択できます。
それぞれのランクには特徴があり、自分のライフスタイルや利用頻度に合わせて選ぶことが重要です。ここでは詳しい特徴と、おすすめランクをご紹介します。
一般・ゴールド・プラチナプリファードの特徴
3つのランクの特徴を次の表にまとめました。
一般 | ゴールド | プラチナプリファード | |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 5,500円(税込)※年間100万円以上の利用で永年無料 | 33,000円(税込) |
通常ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
SBI証券クレカ積立還元率 | 最大0.5% | 最大1.0% | 最大5.0% |
三井住友銀行の選べる特典 | 1つ選択可 | 1つ選択可 | 2つまで選択可 |
継続特典 | ー | 年間100万円以上の利用で10,000ポイントプレゼント | 年間100万円以上の利用で10,000ポイントプレゼント(最大40,000ポイント) |
ラウンジサービス | ー | 利用可 | 利用可 |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険(最高2,000万円) ※選べる無料保険への変更可 | ・国内・海外旅行傷害保険(最高2,000万円) ※選べる無料保険への変更可・お買い物安心保険(年間300万円) | ・国内・海外旅行傷害保険(最高5,000万円) ※選べる無料保険への変更可・お買い物安心保険(年間500万円) |
おすすめは特典満載なゴールドカード
3つのランクの中で、特におすすめなのがゴールドカードです。その理由として、以下の3つが挙げられます。
- クレカ積立の還元率が上がる:一般カードの0.5%から1.0%に倍増
- 付帯保険が充実:国内旅行傷害保険が付帯され、旅行時の安心感が高まる
- 年会費の優遇:年間100万円以上使えば年会費が永年無料に
特にゴールドカードがおすすめなのは、次の人です。
- 年間100万円以上カードを使う人
- SBI証券でクレカ積立をしている人
三井住友のゴールドカードは一度でも利用額が年間100万円を達成すると、翌年より年会費が永年無料になります。さらに、100万円達成した翌年には10,000ポイントが付与されるのでとてもお得です。
SBI証券でのクレカ積立の還元率が高いのも、嬉しいポイントです。還元率は最大で1.0%、月3万円の積立投資をしているだけで300ポイントがつきます。資産は減らないのにポイントが付くのは、クレカ積立ならではのメリットと言えるでしょう。
Oliveの申し込み方法
Oliveアカウントの申し込み方法は、三井住友銀行に口座を持っているかどうかで異なります。ここでは両方のケースについて、具体的な手順をご紹介します。
三井住友銀行に口座がない場合の申し込み手順
- 「三井住友銀行アプリ」をダウンロード
- 「申し込む」をタップ:アプリを開いたら「申し込む」ボタンをタップ
- アプリで本人確認:運転免許証やマイナンバーカードをアップロードし本人確認
- カードランク選択:一般、ゴールド、プラチナプリファードから選択
- 氏名住所等の情報入力:必要な個人情報を入力
- SMS認証:登録した電話番号にSMSで送られてくる認証コードを入力
申し込み完了後、メールで初回登録の案内が届きます。その案内に従って初回登録を行い、クレジット・デビットの各審査が完了すれば利用可能です。
尚、カードは約1週間程度で郵便へ自宅宛てに郵送されます。
三井住友銀行で口座を持っている場合の切り替え方法
- アプリからSMBCIDでログイン:SMBCIDを持っている場合はそちらを入力。持っていない場合は口座番号と認証番号でログイン
- 「Oliveへ切り替え」をタップ:ホーム画面から「Oliveへ切り替え」ボタンをタップし、案内に従って手続きを完了
この方法なら新たに口座を開設する必要がなく、既存の口座をそのままOlive対応にアップグレードできます。
まとめ|三井住友のOliveでお得に金融サービスを活用しよう
三井住友銀行の「Olive(オリーブ)」は、フル活用することで手数料の優遇やポイント還元など、多くのお得な特典を享受できる金融サービスです。
1枚のカードと1つのアプリであなたの「お金」をまとめることで、日々の家計管理を格段に向上できるでしょう。
ただし、引き落とし口座が三井住友銀行に限定されることや、Visaカードしか選べないといったデメリットもあります。自分のライフスタイルや金融ニーズに合っているかを十分に検討することが大切です。
三井住友銀行では随時お得なキャンペーンも実施しているので、最新情報をチェックしてからの申し込みがおすすめです。ぜひこの機会に、Oliveの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
三井住友Oliveに関するよくある質問
Q.Oliveと三井住友NLカードの違いは?
A.Oliveと三井住友NLカード(三井住友カード)には次の違いがあります。
- カードブランド:三井住友NLカードはMastercardも選択できますが、OliveはVisaのみです。
- 引き落とし口座:三井住友NLカードは引き落とし口座を自由に設定できますが、Oliveは三井住友銀行口座に限定されます。
- 特典:Oliveには三井住友銀行の手数料優遇やSBI証券との連携など、Oliveならではの特典があります。
例えば、Mastercardを利用したい場合は三井住友NLカードが適していますが、銀行サービスと一体化した総合的な金融管理を望む場合はOliveが適しています。
Q.三井住友カードからOliveに切り替えできる?
A.既存の三井住友カードからOliveへの直接的な切り替えはできません。Oliveは追加で発行する形になります。以下の点に注意が必要です。
- キャッシュカード一体型の三井住友カードを持っている場合、そのカードは解約が必要。
- 新しくOliveを発行することでクレジットカードの利用可能枠が変わる可能性がある。
三井住友銀行の公式サイトには診断ページがあり、Olive移行のケース別対応方法を確認できます。この診断を活用し、自分に最適な方法を取り入れてください。
Q.一般からゴールドの切り替えはできる?
A.一般カードからゴールドカードへの切り替えは可能です。具体的な手順は以下の通りです。
- Oliveアプリにログイン
- 「アカウントの切り替え」を選択
- 「ゴールドへの切り替え」を選択し、案内に従って手続きを完了
ただし、以下の点に注意が必要です。
- カードが新しく発行され、カード番号も変更となる。
- 信用審査があり、結果によっては切り替えできない場合もある。
- 申し込み後のキャンセルは不可。
以前より簡単に切り替え手続きできるようになっているので、ゴールドカードのメリットを受けたい人はぜひ検討してみてください。
Q.Oliveでの入金方法は?
A.Oliveカードは三井住友銀行口座のキャッシュカードも兼ねており、通常の銀行口座と同様の入金方法です。例えば、次の方法があります。
- ATMでの現金入金
- 他の口座からの振替
- 給与振込口座に指定
Oliveは単なる口座やカードではなく、総合的な金融管理ツールです。その特徴を理解し、上手に活用することで、より効率的なマネーライフを実現してください。