個人事業主向けクレジットカードのおすすめ8選!メリットと選び方もご紹介
目次
「事業用の支出を個人のカードで支払っているけど、このままでいいのかな…」
「事業用クレジットカードって本当に必要なの?どう選べばいいの?」
こんな悩みを抱える個人事業主の方は少なくありません。
結論から言えば、個人事業主向けクレジットカードを作ることで、経費管理の効率化や事業の成長に大きく貢献できます。
本記事では、おすすめの個人事業主向けクレジットカード8つと、その中でも特に注目の3枚をご紹介。さらに、カードを作るメリットや選び方のポイントもお伝えします。
この記事を読めば、自分の事業に最適なクレジットカードを見つけられるはずです。ぜひ最後までお読みいただき、あなたの事業に最適なカードを見つけてください。
- 個人事業主におすすめのクレジットカード
- 個人事業主がクレジットカードを作るメリット
- 個人事業主がクレジットカードを選ぶ際のポイント
- 事業用クレジットカードが必要か悩む人
- 個人事業主向けにおすすめのクレジットカードを知りたい人
- 個人事業主のクレジットカードの選び方を知りたい人
個人事業主におすすめのクレジットカード8つを比較!
個人事業主の方におすすめのクレジットカードを8つ、以下の表で比較しました。
カード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
三井住友ビジネスオーナーズカード | 無料 | 0.5% | 年会費無料、三井住友カードとの併用でポイント還元率アップ |
Airカード | 11,000円(税込) | 1.5% | ポイントの還元率が高い、様々な会計ソフトと連携可能 |
JCB Card Biz一般 | 1,375円(税込) | 0.5% | 審査が比較的通りやすい、freee連携可能 |
楽天ビジネスカード | 5,500円(税込) | 1.0%(楽天市場なら3.0%) | 楽天経済圏でポイント還元が魅力的 |
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード | 11,000円(税込) | 1.0% | 高級感のあるデザイン、空港ラウンジ利用可能 |
ライフカードビジネスライトプラス | 550円(税込) | 0.5% | 低年会費、ETCカード年会費無料 |
freee Mastercard | 無料 | 0.5% | freeeとの連携に特化、経費管理が容易 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード | 13,200円(税込) | 0.5% | 充実した付帯保険、グローバルでの信用度が高い |
クレジットカードごとに年会費や特典は大きく異なります。ご自身の事業に合ったカードを選ぶためにも、それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。
個人事業主におすすめのクレジットカードを3つ厳選!それぞれの特徴を紹介
個人事業主に特におすすめのクレジットカードは、次の3つです。
おすすめのポイントも踏まえ、次から詳しく解説していきます。
コスパ重視なら「三井住友ビジネスオーナーズカード」
年会費 | 無料 |
利用限度額 | ~500万円 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa |
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
コストを抑えたい人におすすめなのが「三井住友カードオーナーズカード」です。個人事業主向けカードには珍しく、年会費無料というのが最大の特徴です。
ローコストでありながら、事業用カードとしての機能を十分に備えているのも魅力です。会計ソフトとの連携機能や、高い限度額など、個人カードではカバーしきれない機能も充分に有しています。
また、三井住友カードのNLカードと併用すると、ポイント還元率がアップするのも見逃せないポイントです。NLカードは個人用ですが、これと組み合わせることで最大1.5%の還元率を受けられます。
ポイントをおトクに貯めたいなら「Airカード」
年会費 | 11,000円(税込) |
利用限度額 | 10万円~最大500万円 |
ポイント還元率 | 1.5% |
国際ブランド | JCB |
発行会社 | 株式会社リクルート |
高還元率と会計ソフト連携が魅力の「Airカード」。経費の支払いでポイントを貯めたい方におすすめです。
1.5%という高還元率でリクルートポイントが貯まるのが最大の魅力です。貯まったポイントは、リクルート系のサービス(じゃらん、ホットペッパーなど)での利用はもちろん、Amazonでのお買い物にも使えます。
リクルートポイントをdポイントやPontaポイントと交換もできるので、ポイントの使い勝手はとてもよいです。
そのほか、freeeや弥生会計など幅広いソフトと連携できるのも魅力です。
審査の通りやすさなら「JCB Card Biz一般カード」
年会費 | 1,375円(税込) |
利用限度額 | 10万円~500万円 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー |
開業したての個人事業主や、審査に不安がある方におすすめなのが「JCB Card Biz一般カード」です。
このカードの特徴は、法人の本人確認が不要という点です。多くのビジネスカードでは事業実績や決算書の提出が求められますが、JCB Card Bizではそれらが不要。したがって開業前や、開業したての個人事業主でも作成しやすいです。
会計ソフトも、freee・弥生会計・マネーフォワードクラウド等から選べます。サイバーセキュリティ対策も充実しているのも、個人事業主にとって嬉しいポイントです。
個人事業主用のクレジットカードはいらない?作るメリット3つを解説
「個人用のクレジットカードがあるから、わざわざ事業用のカードは必要ないのでは?」と考えるかもしれません。しかし、個人事業主向けのクレジットカードを作ることには、次の3つの大きなメリットがあります。
これらのメリットを理解し、事業用クレジットカードの作成を前向きに検討してみましょう。
経費管理を効率化できる
個人事業主向けのクレジットカードの多くは、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトと連携できます。これにより、経費の管理が大幅に効率化されます。
例えば、カードの利用履歴が自動的に会計ソフトに取り込まれ、AIが適切な勘定科目に自動で振り分けてくれます。これにより、もともと毎月数時間かけて行っていた経費の仕分け作業が、たった数分で完了するかもしれません。
作業時間が短縮するだけでなく入力ミスも防げるので、業務から経理まで一人で行う個人事業主にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
限度額の高いカードが使える
個人事業主向けのクレジットカードは、一般的な個人向けカードと比べて利用限度額が高く設定されています。これにより、資金繰りの流動性が向上します。
例えば、大口の仕入れや高額な設備投資の際にも、カード1枚、一度の決済で支払いが完結します。
個人向けカードでは限度額が100万円程度のものが多いですが、事業者向けカードでは500万円の利用枠が設定できることも珍しくありません。資金繰りを効率化するためにも、ぜひ事業者向けのクレジットカードを活用しましょう。
ビジネス向けの付帯サービスも
個人事業主向けのクレジットカードには、ビジネスを支援するさまざまな付帯サービスがあります。
例えば、ラウンジサービスだけでなくコワーキングスペースが利用できたり、旅行保証保険に加えサイバーセキュリティ保険も付帯していたりと、事業主向けのカードならではの特典もあります。
これらは個人向けカードにはない大きなメリットと言えるでしょう。
個人事業主がクレジットカードを選ぶ際のポイント6つ
個人事業主の事業内容は多岐に渡るため、クレジットカードも自身の事業内容に合ったものをよく吟味する必要があります。
ここでは、カード選びの際に押さえるべきポイントは次の6つです。
ご自身の事業に当てはめ、クレジットカードの選び方を確認していきましょう。
年会費はどのくらいか
コストを抑えたい個人事業主は、年会費無料のクレジットカードを選ぶのがベストです。
年会費無料を求めるなら「三井住友ビジネスオーナーズ」がおすすめです。コストを抑えつつ、事業用カードとしての機能を十分に備えています。
しかし、年会費が有料でもポイントの高還元や充実した特典があれば、検討する価値はあります。事業内容を鑑み、自身の事業にマッチしたものを選びましょう。
会計ソフトと連携できるか
freeeやマネーフォワードとの連携機能があると経費管理が容易になります。自動仕訳機能付きのカードは確定申告の手間を大幅に削減できます。
多くのクレジットカードで会計ソフトとの連携が可能ですが、ご自身がお使いのソフトに対応できるカードを選ぶとさらに効果的です。
屋号付き口座を指定できるか
屋号付き口座とは、預金口座の名義に事業主の屋号が入ったものです。個人名義の口座と資金を区別するために作成します。
この屋号付き口座が指定できると、引き落としの資金も個人と事業の支出を明確に区別できます。
確定申告時の経費計上がスムーズになり、ミスの低減にも繋がります。
審査は通りやすいか
開業前や開業直後の人は特に、審査が通りやすいカードをおすすめします。個人事業主向けカードは提出書類が多く審査基準も厳しいですが、中には審査の甘いクレジットカードもあります。
例えば、「JCB Card Biz一般カード」は法人の本人確認が不要なため、開業したての個人事業主でも比較的審査に通りやすいです。
審査に通るか心配な場合は、このようなカードを選ぶとよいでしょう。早めにクレジットカードを作っておいた方が、早い段階で経費管理の効率化を図ることができ、メリットも大きいです。
ポイント還元はあるか
経費の支払いでポイントが貯まると、実質的なコスト削減につながります。せっかくクレジットカードを使うなら、利用額に応じてポイントが貯まるものを選びましょう。
例えば、「Airカード」は1.5%の高還元率が魅力です。年間600万円の経費をこのカードで決済すると、9万ポイント(9万円相当)が貯まります。
ポイント還元を重視するなら、このような高還元率のカードを選ぶことで、事業経費の一部を実質的に削減できます。
借り入れ限度額は充分か
事業規模に応じた適切な限度額があるか確認が必要です。個人向けクレジットカードよりも限度額が高いものが多く、最大500万円の限度額を持つカードもあります。
設備投資で多額の費用がかかる事業主は、限度額にも着目しましょう。限度額の高さは個人事業主向けカードの魅力なので、事業に適した限度額のカードを選ぶことが大切です。
将来の事業拡大を見据えて、増額しやすいカードを選ぶと便利です。
まとめ|個人事業主のクレジットカードは特徴を理解し選ぼう
個人事業主向けのクレジットカードは、経費管理の効率化や事業の成長に大きく貢献する強力なツールです。
本記事で紹介した8つのカードはそれぞれに特徴があり、事業内容や利用目的によって最適なカードは異なります。自身の事業にマッチしたカードを選ぶことで、ビジネスの効率化と発展につながるでしょう。
最適なクレジットカードの選択は、きっと事業成長のスピードアップにつながるはずです。
個人事業主のクレジットカードでよくある質問
Q.審査のない個人事業主向けのクレジットカードはありますか?
A.審査が全くないクレジットカードはありません。しかし、審査基準が比較的緩いカードは存在します。
例えば、「JCB Card Biz」は法人の本人確認が不要なため、開業したての個人事業主でも比較的審査に通りやすいです。
ただし、いかなる場合でも最低限の審査は行われますので、そのことは覚えておきましょう。
Q.個人事業主向けのクレジットカードを作るには開業前と開業後どちらがいいですか?
A.一般的には開業後に作るのが望ましいですが、状況によっては開業前に作っておくメリットもあります。
開業前に作っておけば、事業開始直後から経費支払いにカードを活用可能です。また、会社員として安定した収入がある状態で申し込むと、審査に通りやすい傾向があります。
例えば、会社員として年収500万円の収入がある状態で申し込めば、フリーランスとして独立した直後の不安定な時期よりも審査に通りやすくなります。
ただし、開業前の場合、事業実績や決算書が必要なカードは作成できない点に注意が必要です。そのため、開業前に作れるカードは限られます。
具体的には、「三井住友ビジネスオーナーズカード」や「JCB Card Biz」などが、開業前でも申し込み可能なカードとして挙げられます。
Q.個人用と事業用とカードは分けないといけませんか?
A.法律上の義務はありませんが、経費管理や収支の把握をしやすくするために分けることを強くおすすめします。
事業用のカードを別に持つことで、個人の支出と事業の支出を明確に区別できます。これにより、確定申告時の経費計上がスムーズになり、ミスのリスクも低減します。
さらに、法人用カードなら会計ソフトと連携できるものが多いので、経費管理の大幅な効率化にもつながります。
以上の理由から、個人用と事業用でカードを分けることを強くおすすめします。経費管理の効率化と正確性の向上につながり、結果として事業の成長を後押しすることになるでしょう。