初心者向け証券会社の選び方|おすすめの証券会社3選もご紹介

初心者向け証券会社の選び方|おすすめの証券会社3選もご紹介
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「投資を始めるために証券口座を開きたいが、どのように選べばいいかわからない」
「証券会社ってどこも安全なのかな」

そんな疑問を持つ人へ、結論から答えると「投資目的に合った証券会社を選ぶことが大切」です。この記事では投資初心者が証券口座を選ぶ際のポイントと、おすすめの証券会社を3社ご紹介します。

証券会社選びは、投資において大切な初めの第一歩です。安心・安全な資産運用のためにも、本記事で証券会社選びのポイントを学んでいきましょう。

この記事でわかること
  • 投資初心者向けの証券会社の選び方
  • 安全で信頼できる証券会社を選ぶポイント
  • 初心者におすすめの証券会社3つ
こんな人におすすめの記事です
  • 投資を始めたいが何からすればいいかわからない人
  • どこの証券会社を選べばいいかわからない人
  • リスクを抑え安全に投資できる証券会社が知りたい人

初心者向け|証券会社選びのポイント4つ

初心者向け|証券会社選びのポイント4つ

証券会社と一口に言っても、会社ごとにその特徴はさまざま。初心者にも使いやすいところ
、そうでないところも中にはあります。

初めて投資をする人が、証券会社を選ぶ際に気を付けるべきポイントは次の4つです。

  1. 証券会社の安全性
  2. 取扱商品や投資方法
  3. 投資にかかる手数料
  4. 取引ツールの使いやすさ

次から、一つずつ解説していきます。

証券会社の安全性

証券会社とは、自身の大切なお金を預け運用してもらうところです。それゆえ、安全性はしっかり調べておきたいポイントといえます。実際に、過去に大手証券会社が破綻したニュースを見聞きし、倒産しないか心配だという人も多いのではないでしょうか。

前提として、投資家の資産と自社の資産は分けて管理するように義務付けられているため、万が一証券会社が破綻しても資産は守られます。これは、金融商品取引法という法律にも「分別管理」として定められていることです。

その分別管理すら怠り投資の資産に損害が出た場合でも、1,000万円までは日本投資者保護基金に保証してもらえます。

それでも心配という人は、証券会社の信用度の指標となる格付けを確認しておくと安心です。JRC(株式会社日本格付研究所)のサイトで、企業の格付けを閲覧できます。

取り扱い商品や投資方法

証券会社によって、取り扱っている商品や得意とする分野は異なります。

「今はNISAで投資信託の積み立てだけでいい」と思っている人でも、「将来的には国内株式をメインに取引したい」「もっと勉強して外国株やオプション取引にもチャレンジしたい」など、思惑はいろいろあるはずです。ご自身の投資計画に合った商品を取り扱う証券会社を選びましょう。

また、積立投資、ミニ株投資など、資金計画によって最適な投資方法も変わってきます。投資方法についても、バリエーションに富んだ証券会社を選ぶことが、柔軟なマネープランにとって大切です。

投資にかかる手数料

証券会社によって手数料も異なります。こちらは初心者かどうかに関わらず、重要視したいポイントですね。

たとえば株式を購入するにしても、一度の注文で99円かかるところ、50万円を超えると550円かかるところ、どんなに注文しても0円というところも。何度も売買するのであれば、数百円でも積み重なると大きなコストとなります。

長く投資を続けるほどコストが運用パフォーマンスにも影響してくるので、証券会社選びに重要視したいポイントです。できるだけ手数料の安い証券会社を選びましょう。

取引ツールの使いやすさ

取引ツールも証券会社ごとにさまざまなものが用意されています。

たとえば、株式投資をメインに行う人は、トレードツールの使いやすさは確認しておきましょう。トレードツールとは、株価の動きを見ながら注文もできる取引ツールのことです。この画面が見づらいと、適切な売買のタイミングを逃すおそれもあります。

取引ツールの使いやすさ
トレードツールの画面例(引用元:SBI証券

また、銘柄分析ツールも証券会社によっては優れたものが提供されています。じっくり銘柄を調べたうえで株を買いたい人には必須のツールです。

スムーズに取引するために、初心者は視認性のよいツールを扱う証券会社を選ぶとよいでしょう。

初心者におすすめの証券会社3選

ここでは、投資初心者におすすめしたい証券会社を3つ厳選してご紹介します。

  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. 松井証券

手数料の安さを考え、ネット証券をご紹介しています。対面で相談できないことはデメリットですが、サポートも充実しているので安心してください。

SBI証券|初心者から上級者まで対応

「SBI証券」は国内株の売買手数料が無料(条件あり)など、取引手数料が安いのが魅力です。ワンコインから株を購入できるS株サービスもあり、少額から試したいと考えている初心者にもぴったりです。

取扱い商品も幅広く、投資信託は2,620本以上、株式も国内株だけでなく外国株まで幅広く扱い、他の証券会社の群を抜いてバリエーションに富んでいます。IPO(新規公開株)の取扱数が多いのも特徴。将来的にいろいろな投資にチャレンジしてみたい人にもSBI証券はおすすめです。

画面が見づらいとの声もあるので、取引方法に慣れるまで時間がかかる可能性もあります。しかしながら、国内最大手を誇る老舗のネット証券であり、その高い信頼性が担保されているため安心して取引することができます。

楽天証券|ポイント還元と使いやすさで人気

楽天市場など、楽天のサービスをよく利用する人におすすめしたいのが「楽天証券」。株取引や投資信託の購入をすることで、金額や条件に応じ楽天ポイントが付与されます。

お得なのはポイントだけではなく、手数料の安さにも言えます。「0コースを選ぶ」など条件はありますが、国内株式の取引手数料は金額に関わらず無料です。コスト面でも申し分ありません。

また、取引ツールや管理画面も見やすいと定評があります。ユーザビリティの高さも、初心者にとっておすすめのポイントです。

松井証券|初心者でも安心のフォロー体制

手厚いサポートがほしい初心者に、特におすすめなのが「松井証券」です。

ネット証券ではありますが、もとは実店舗を構える証券会社だったこともあり、電話で投資相談ができたり、リモートで操作方法をレクチャーしてもらえたりと、サポートが充実しています。

投資を学ぶための動画コンテンツも充実しているので、これから学びを進めたい初心者にもおすすめです。

ネット証券での取引の始め方

ネット証券での取引の始め方

では、実際にどのように始めたらいいか疑問を抱える人へ、ここでは一般的な取引の始め方を、ネット証券を例にご説明します。

証券会社を選び公式サイトへアクセス

まずは先述のポイントに則り、ご自身の投資目的に合った証券会社を選びましょう。証券会社が決まったら、公式サイトへアクセスします。

口座開設の手続きをする

公式サイトにて証券口座を開く手続きをします。ネット証券なら、本人確認やマイナンバーの確認書類も写真を撮ってアップロードできるので、ウェブ上で完結することがほとんどです。

およそ1~3営業日で口座開設は完了します。郵送が必要な場合は、一週間は見ておきましょう。

証券口座へ入金する

口座開設が完了したら、証券口座へ入金をします。証券会社への振込という方法だけでなく、提携金融機関のネットバンキングを用い、リアルタイムで入金することも可能です。

また、投資信託の積み立てであれば、クレジットカードで購入できる証券会社もあります。

株などの商品を購入する

入金まで済ませたら、投資への準備は万端です。

じっくり値動きを見て株を買うもよし、NISAで積立投信をはじめるもよし。ご自身に合った投資をスタートさせましょう。

まとめ|投資スタイルに合った証券会社を選ぼう

初心者向けであるという点はもちろん、何に投資したいか、どのように投資したいかによって、最適な証券会社は異なります。本記事でお伝えした4つのポイントを踏まえつつ、証券会社それぞれの特徴をしっかり理解することが大切です。

本記事で紹介した証券会社はあくまで一例ですが、初心者にはおすすめのところばかりです。他の証券会社についても調査し、ご自身の投資スタイルに合った証券会社を選べるようにしましょう。

証券会社で口座開設するときによくある疑問

証券口座と銀行口座は違う?

銀行口座は現金の出し入れ、証券口座は株式などの運用商品を管理するための口座です。

証券口座に入金されている資金は、すぐに現金化できません。

特定口座と一般口座、どちらを選べばよい?

特定口座を選べば、運用利益に対する税金を自動で納めてくれます。譲渡益については確定申告が不要ですので、初心者はこちらを選ぶことをおすすめします。

ただし、損失の繰越譲渡や他社との損益通算を行いたい場合は確定申告が必要です。その場合でも、特定口座なら「年間取引報告書」という申告に必要な書類の作成も行ってもらえるので利便性が高いです。

潰れそうな証券会社はある?

過去に破綻した証券会社はあるものの、先ほど紹介した証券会社については格付けも問題なく潰れる心配は必要ないでしょう。

法律に則り分別管理もされているので、安心して投資を始めてください。

証券会社の口座は持ってるだけで手数料がかかる?

証券口座は開いているだけであれば、維持手数料等は発生せずリスクはありません。ツールを使うためだけに口座を開くことも可能です。NISA口座でなければ、複数の証券会社で開設することもできます。

口座開設はオンラインで完結するものの、場合によっては時間を要することもあります。口座を開くだけならコストはかからないので、投資のタイミングを逃さないためにも、口座の準備は早めにしておくことをおすすめします。

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