米国株の買い方は?人気の銘柄や証券会社、注意点も解説
目次
これから米国株投資を始めたいと思っているものの、具体的な買い方や人気の銘柄が分からずに、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
米国株は、英語ができなくてもたったの5ステップだけで簡単に購入できるため、初心者にも人気の投資先です。
とはいえ、正しい買い方や投資をする際の注意点を知らないと、必要以上の損失を被ってしまうリスクもあります。
本記事では、米国株の買い方と人気の銘柄・証券会社、投資を始めるときの注意点などについて解説しています。
ぜひ、買い方や投資方法を理解して、米国株投資を始めましょう。
- 米国株の買い方(始め方)
- おすすめの証券会社
- 初心者にも人気の銘柄
- 米国株投資を始めるときの注意点
- 米国株投資に関するQ&A
- これから米国株投資を始めようと思っている人
- 米国株の買い方を知りたい人
- まだ投資をしたことがない投資初心者
米国株の買い方5ステップ
米国株投資のやり方は複雑で難しいと思われがちですが、次の5ステップで誰でも簡単に購入できます。
- 資金を準備する
- 証券口座を開設する
- 購入資金を口座に入金する
- 購入する銘柄を選定する
- 銘柄や株数を指定して注文する
口座を開設するのに1〜3日程度かかりますが、証券口座が開設できたらすぐに銘柄を購入できます。
購入方法も非常に簡単なため、ぜひ少額から手軽に始めてみましょう。
1.資金を準備する
まずは米国株を購入する前に、投資に必要な資金を確保しましょう。
購入金額は銘柄(企業)によって異なりますが、米国株は1株から購入できるため、日本株に比べて少額で投資ができます。
購入したい銘柄や購入する株数に合わせて、必要な資金を用意してください。
どの銘柄を購入するかまだ決まっていない人は、「【初心者必見】初心者にも人気の米国株の銘柄」を参考にするのがおすすめです。
2.証券口座を開設する
投資資金を準備できた人は、米国株を購入するために証券口座を開設していきましょう。
証券会社には多くの選択肢がありますが、次のようなポイントを基準にして、自分に合った会社を選ぶのがおすすめです。
- 取引銘柄の多さ
- 各種手数料の安さ
- 注文方法の豊富さ
特に、おすすめの証券会社については、「米国株投資を始めるのにおすすめの証券会社」を参考にしてみてください。
3.購入資金を口座に入金する
証券会社で口座が開設できたら、購入資金を入金していきます。
証券口座では取引以外でお金が差し引かれることがないため、購入時に必要な金額だけ入れておけばOKです。
入金方法は非常に簡単で、いつも使用している普通口座から証券口座に資金を振り込むだけです。
楽天証券やSBI証券などの普通口座を利用している証券会社なら、自動入出金(スイープ)ができ、手数料も安く抑えられます。
4.購入する銘柄を選定する
資金確保や口座開設が完了したら、株を購入するために銘柄を選定していきます。
米国株投資では、証券会社選びと銘柄選びが安く購入できるか、高い利益が出るかに影響する非常に重要なポイントです。
とはいえ、これから米国株投資を始める初心者の人は、どのような銘柄に投資をすればよいか分からない場合が大半だと思います。
初心者にも人気の米国株の銘柄については、「【初心者必見】初心者にも人気の米国株の銘柄」を参考にしてみてください。
5.銘柄や株数を指定して注文する
購入する銘柄(企業)が決まったら、実際に米国株を購入していきましょう。
購入画面は証券会社によって多少異なりますが、入力が必要な項目は次の通りです。
- 注文数量
- 注文単価
- 注文方法(指値、成行など)
購入前に内容を入念に確認して誤りがなければ、注文を確定して好きな銘柄を購入しましょう。
米国株投資を始めるのにおすすめの証券会社
米国株投資の買い方は理解したものの、どこの証券会社で口座を開設するかまだ決まっていない人もいると思います。
取引にかかる手数料が安く、取引銘柄数も豊富なおすすめの証券会社は、次の8社です。
それぞれの詳細やメリット、自分に合った証券会社を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
初心者にも人気の米国株の銘柄
米国株に関する知識がなく、どの銘柄に投資すれば良いか分からない場合は、次の銘柄を候補に検討してみると良いでしょう。
- アップル
- Amazon
- マイクロソフト
- インテル
- アルファベット
- テスラ
- ジョンソンエンドジョンソン
- エヌビディア
- メタ・プラットフォームズ
- AT&T
- コカ・コーラ
- スターバックス
- ビザ
- マスターカード
- ウォルトディズニー
人気や高配当の銘柄ランキングを公開している証券会社もあるため、取引の実績を参考にしながら銘柄を選ぶのも良いでしょう。
米国株を買う前に知っておくべき3つの注意点
投資初心者でも簡単に始められる米国株ですが、投資する前に理解しておくべき点も存在します。
米国株投資をする際に必ず知っておくべき注意点は、次の3つです。
- 二重課税が発生する
- 為替リスクがある
- 値幅制限がない
上記を理解しないまま投資をしてしまうと、思わぬ損失を被るリスクがあります。
不要なリスクを避けるためにも、注意点をきちんと理解した上で米国株投資を始めるようにしましょう。
1.二重課税が発生する
米国株に投資して配当金が出ると、利益に対して米国と日本の両方で配当税が課税(源泉徴収)されます。
高利回りが期待できる米国株ですが、二重課税によって日本株よりも課税額が高くなる点に注意が必要です。
米国株の配当税の税率は、次の通りです。
- 米国→10%
- 日本→20,315%
二重課税は確定申告をおこない外国税控除を適用すると、米国で課税された10%分の課税額が還付金として戻ってきます。
源泉徴収ありの特定口座を利用すれば確定申告は不要ですが、二重課税が発生する場合は還付金を受け取るためにも確定申告をおこないましょう。
ただし、新NISAは外国税控除の対象外なため注意が必要です。
2.為替リスクがある
米国株はアメリカ市場の銘柄なため、為替相場の影響を受けるリスクがあります。
例えば、1ドル130円のときに購入して、120円のときに売却すると、10円分の為替差損が発生します。
(為替差損=為替レートの変動により、損失が発生すること)
運用で利益が出たとしても、為替差損が発生するとマイナスになる可能性があるため注意が必要です。
一方で、購入時よりも売却時のドル相場が高くなっている場合は、為替差益によってプラスの利益が発生します。
(為替差益=為替レートの変動により、利益が発生すること)
購入や売却などの取引をする際は、株価(銘柄)の値動きだけでなく、為替市場もあわせてチェックするようにしましょう。
3.値幅制限がない
米国株には値幅制限がないため、株価を指定せずに注文する「成行注文」では、大幅に高い株価で約定してしまう可能性があります。
値幅制限とは、基準の範囲内を超える株価の激しい値動きを抑制する制限のことです。
日本株には値幅制限があるため、急騰や暴落はしないようになっていますが、米国にはないため、成行注文をする際は注意が必要です。
米国株には、株価が基準よりも上下した場合に売買を停止する「リミットアップ・リミットダウン制度」が導入されています。
値幅制限とは仕組みが異なりますが、株価が激しく変動した場合は取引ができなくなるため、ある程度のリスクは回避できるでしょう。
米国株の購入に関するよくある質問
米国株投資では買い方や口座の開設方法が分かっても、細かい疑問点があると思います。
ここでは、米国株投資に関する次の疑問点について詳しく解説します。
- 米国株は何株から購入できる?
- 英語ができなくても購入や運用はできる?
- 米ドルがないと購入できない?
事前に不明な点や疑問な点を解消して、米国株についての理解を深めた上で投資を始めましょう。
1.米国株は何株から購入できる?
米国株は、1株からでも購入可能です。
日本株のように最低購入単元(100株)が設けられていないため、少額で手軽に投資できます。
試しに米国株に投資をしてみたい人や、少ない資金で運用を始めたい投資初心者にも向いています。
株価は銘柄によって大きく異なるため、個別に確認してみてください。
※日本株には、100株以下の小口で購入できる商品もあります。
2.英語ができなくても購入や運用はできる?
米国株は日本の証券会社でも取り扱っているため、英語の知識がなくても簡単に購入可能です。
企業や決算情報など、購入にかかわる情報も全て日本語で表示されます。
ただし、日本に比べて企業や情勢などの情報収集がしづらい点に注意が必要です。
本格的に時間や費用をかけて投資をするなら英語はできる方が望ましいですが、少額で投資する程度なら英語がそれほどできなくても問題ないでしょう。
3.米ドルがないと購入できない?
米国株は日本円(円建て)で購入できるため、米ドルを準備する必要はありません。
英語を習得する必要も外貨に両替する必要もない手軽さが、米国株の良さです。
ただし、米国株は米ドルで購入することもできます。
日本円で購入する場合も米ドルで購入する場合も、買い方の手順は基本的に同じです。
まとめ:米国株を買い方を理解して投資をスタートしましょう
米国株の買い方は非常に簡単で、誰でも手軽に投資ができます。
ぜひ、米国株を始めたいと思っている人は、今回紹介した次の手順を参考にしながら、好きな銘柄を購入しましょう。
- 資金を準備する
- 証券口座を開設する
- 購入資金を口座に入金する
- 購入する銘柄を選定する
- 銘柄や株数を指定して注文する
これから米国株投資を始める人は、リスクを最小限に抑えるために、少額から始めるのがおすすめです。