定期預金の金利が高い銀行ランキングと選び方のポイントを解説
目次
将来のために定期預金を始めようと思っているものの、どの銀行の金利が高くておすすめなのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。
定期預金の金利は銀行によって異なり、金利の高い銀行を選んだ方が多くの利子を得られます。預入期間や預入金額などでも金利は変動するため、ニーズに沿った銀行を選ぶことが重要です。
この記事では、定期預金の銀行を選ぶときのポイントや、金利が高いおすすめの銀行などについて解説しています。
銀行ごとに金利や条件を確認して、自分に合った最適な銀行を見つけましょう。
- 定期預金の銀行を選ぶときのポイント
- 定期預金の金利が高い銀行ランキング
- 定期預金の注意点
- 無理なく定期預金をおこなうコツ など
- 少しでも金利の高い銀行でお得に定期預金を始めたい人
- 自分に合った定期預金の銀行を知りたい人
- 堅実に賢くに定期預金をするためのコツを知りたい人 など
定期預金の銀行を選ぶときのポイント5選
定期預金の銀行は、次の5つのポイントを重視して選ぶのがおすすめです。
- 金利の高さ
- 預入期間
- 預入金額
- 中途解約利率の高さ
- 口座開設のしやすさ・使い勝手の良さ
上記は銀行によって異なるため、お得に預金ができて使いやすい銀行を選びましょう。
1.金利の高さ
定期預金の銀行は、多くの人が重視している金利の高さで選ぶのがおすすめです。
金利が高い方が、預入金額に対して多くの利子がつく仕組みになっています。同じ定期預金でも銀行によって利率は異なり、中には2倍以上利率が違う銀行もあります。
定期預金では利子が多くつく、少しでも金利が高いお得な銀行を見つけることが重要です。金利が高いおすすめの銀行については、後ほど詳しく紹介していきます。
2.預入期間
定期預金は銀行によって預入期間が異なるため、自分の用途に合わせてもっとも都合の良い期間を選ぶのがおすすめです。
1年・3年・5年あたりが多いですが、最短1ヵ月で、最長で20年の定期預金まであります。預入期間によって金利も異なるため、自分が希望する期間で一番高い銀行を選ぶと良いでしょう。
1年・3年・5年など、期間によって金利が異なり、一般的に預入期間が長いほど金利が高い傾向にあります。
3.預入金額
定期預金は預入期間だけでなく、預入金額も銀行によって異なります。1円から利用できる銀行もあれば、100万円からしか利用できない銀行もあるため、預入金額は事前に確認しておくようにしてください。
また、預入金額に上限が設定されている銀行もあるため、自分が預け入れたい金額に合った銀行を選びましょう。
金利が高めの銀行は最低金額も高い傾向があり、金利が高くて少額から利用できる銀行を探すのが定期預金のポイントです。
4.中途解約利率の高さ
定期預金を検討する際は、万が一に備えて中途解約利率の高い銀行を探すのがおすすめです。中途解約利率とは満期まで預金せず、途中で解約して引き出したときに適用される利率のことです。
定期預金は基本的に一度預け入れたら引き出せず、解約して引き出した場合は当初の金利が適用されないデメリットがあります。
途中で引き出す前提で利用するものではありませんが、万が一のために金利だけでなく、中途解約利率も高い銀行を選ぶと良いでしょう。
5.口座開設のしやすさ・使い勝手の良さ(入出金)
定期預金の銀行選びでは口座開設のしやすさや、入出金のしやすさも重要です。いつでも手軽に開設や入出金をおこなうなら、手続きが全てWebで完結するネット銀行がおすすめです。
Web手続きやネット入金に対応していない銀行はネット銀行よりも利用が面倒なため、あらかじめ注意してください。定期預金は、スムーズに利用できる使い勝手が良いネット銀行を選びましょう。
定期預金の金利が高い銀行ランキングTOP6
定期預金ができる銀行は数多く存在しますが、中でも金利が高いおすすめの銀行は次の6つです。
- SBJ銀行
- 東京スター銀行
- オリックス銀行
- SBI銀行
- UI銀行
- あおぞら銀行
銀行名 | 商品名 | 1年金利 | 3年金利 | 5年金利 | 預金金額 | 公式HP |
---|---|---|---|---|---|---|
SBJ銀行 | ミリオくん | 0.60% | 0.65% | 0.75% | 1~100万円 | https://www.sbjbank.co.jp/individual/yen/fixed_deposit/#anc_milliokun |
東京スター銀行 | スターワン円定期預金プラス | 0.40% | 0.50% | 0.50% | 50万円~ | https://www.tokyostarbank.co.jp/products/deposit/term/enteiki_plus/ |
オリックス銀行 | eダイレクト預金スーパー定期 | 0.40% | 0.50% | 0.60% | 100万円~ | https://www.orixbank.co.jp/personal/deposit/edirect/ |
SBI新生銀行 | パワーダイレクト円定期預金 | 0.25% | 0.35% | 0.50% | 30万円~ | https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/yen/yen_teiki.html?intcid=yen_txt_02 |
UI銀行 | スーパー定期預金 | 0.35% | 0.35% | 0.40% | ~1,000万円 | https://www.uibank.co.jp/rate_fee/rate/ |
あおぞら銀行 | BANK The 定期 | 0.45% | 0.55% | 0.65% | 50万円~ | https://www.aozorabank.co.jp/bank/products/lp/net_yen01_mr.html |
今回は、特に金利が高い上位3つの銀行について詳しく紹介します。金利や預入期間・金額を比較して、自分に合った銀行を選びましょう。
1.SBJ銀行
SBJ銀行の定期預金「ミリオくん」は金利が高く、1円から預入ができるため、多くの人が利用しやすくおすすめです。
ネットで簡単に口座開設や入出金ができ、使い勝手が良いのもポイントです。
定期預金の銀行選びで迷ったときは、SBJ銀行を選んでおけば間違いないでしょう。
ただし、預入上限が100万円なため、100万円以上預け入れたい場合は他の銀行を検討してください。
預入期間 | 金利 |
---|---|
1年 | 0.60% |
3年 | 0.65% |
5年 | 0.75% |
預入金額 | 1円~100万円 |
出典:SBJ銀行 定期預金
2.東京スター銀行
東京スター銀行の定期預金「スターワン円定期預金プラス」も金利が高く、使い勝手が良いためおすすめです。
ただし、預入金額が50万円〜になっており、予算によっては利用できない場合があります。ある程度まとまった金額を預け入れたい人に、おすすめの定期預金です。
預入期間 | 預入期間 |
---|---|
1年 | 0.40% |
3年 | 0.50% |
5年 | 0.50% |
預入金額 | 50万円~ |
出典:東京スター銀行 定期預金
3.オリックス銀行
オリックス銀行の定期預金「eダイレクト預金スーパー定期」も、安定した金利の高さが特徴です。
東京スター銀行よりも5年金利は高いですが、100万円からしか預入できないため注意が必要です。100万円以上の大きな金額を預け入れたい人におすすめの定期預金です。
100万円以下ならSBJ銀行、100万円以上ならオリックス銀行の定期預金を利用するのが、金利面では最適な選択と言えます。
預入期間 | 金利 |
---|---|
1年 | 0.40% |
3年 | 0.50% |
5年 | 0.60% |
預入金額 | 100万円~ |
出典:オリックス銀行 定期預金
定期預金をする前に知っておくべき3つのポイント・注意点
定期預金をする際は、リスクやデメリットについての理解も必要です。特に、気を付けておきたいポイントが、次の3つです。
- 定期預金はお金を増やすのには不向き
- 貯金額や金利はインフレの影響で目減りする
- 元本保証(ペイオフ)は1,000万まで
必ず注意点や不利になる点を十分理解した上で、定期預金を始めるようにしてください。
1.定期預金はお金を増やすのには不向き
定期預金は、金利でお金を増やすことが目的であればあまりおすすめしません。通常の預金や定期預金は金利が非常に低く、長期で預けても大きな利益が期待できないためです。
お金を増やしていくのであれば、定期預金よりも投資信託の方が適しています。投資信託とは、ファンド(投資のプロ)が代わりに株式の運用をしてくれる投資方法で、初心者でも簡単に始められるメリットがある資産運用です。
投資信託は運用金額に利子がつき、その利子にもさらに利子がつく複利という仕組みがあるため、雪だるま式にどんどん資産が増えていきます。お金を貯めることではなく、増やすことが目的なら投資信託を検討しましょう。
ただし、投資信託には運用リスクもあるため、よく理解した上で始めてください。初心者でも簡単にできる投資信託「NISA」について知りたい人は、以下の記事を参考にするのがおすすめです。
2.貯金額や金利はインフレの影響で目減りする
定期預金では預入金額に金利がつくものの、インフレの影響を受けると資産価値が目減りしてしまうデメリットがあります。
インフレとは物の価値が上がることによって、相対的にお金の価値が下がることです。例えば、インフレの影響で物価が2%上昇した場合、お金の価値が2%下がることになります。
金利よりも物価上昇率が高いと、資産価値は減り続けていくため注意が必要です。
3.元本保証(ペイオフ)の上限は1,000万円まで
定期預金には元本保証(ペイオフ)がありますが、上限金額は1,000万円までと決められています。
1,000万円以上預け入れて万が一銀行が倒産した場合は、上限以上の金額は保証を受けられないため注意してください。
元本保証は1銀行につき1,000万円までなため、複数の口座に分けて定期預金をすればリスクを回避できます。多少リスクがあっても資産を増やしていきたい人は、投資信託に回すのも良いでしょう。
定期預金を無理なくお得にするためのポイント3選
無理せずお得に定期預金を始めるなら、次の3つを実践するのがおすすめです。
- 目的・目標から逆算して預入の金額や期間を決める
- 直近で使う予定のあるお金は預けない
- 金利キャンペーンを賢く活用する
上記はいずれも簡単にできるため、お得で計画的な定期預金を目指しましょう。
1.目的・目標から逆算して預入の金額や期間を決める
無理せず定期預金をおこなうには、目的や目標に合わせて預入の金額と期間を決めるのがおすすめです。
何のために定期預金をするのかが定まっていないと、預金に最適な金額と期間が明確になりません。預入金額と期間は目的や目標から逆算して、必ず無理のないスケジュール設定をしましょう。
目的が複数ある場合は、イベントごとに定期預金をおこなうのがおすすめです。
2.直近で使う予定のあるお金は預けない
定期預金は途中で引き出せないため、預け入れる際は十分理解した上でおこないましょう。預入期間は1年・3年・5年などさまざまですが、使う予定がある金額は預けないようにしてください。
解約すれば預け入れた金額は引き出せますが、中途解約利率が適用され、当初の利率よりも低くなってしまうため注意が必要です。
緊急の用事でない限り、定期預金は引き出さない方が良いでしょう。
3.金利キャンペーンを賢く活用する
定期預金を取り扱っている銀行では、期間限定で金利優遇のキャンペーンを実施している場合があります。
キャンペーン中に定期預金を始めれば、通常よりも高い金利で預入できるため、積極的に活用するのがおすすめです。
金利やキャンペーンについては、各銀行のホームページに掲載されています。お得に定期預金を始めるためにも、キャンペーン情報を常にチェックしておきましょう。
まとめ:定期預金は金利の高い銀行を選んでお得に始めましょう
定期預金の金利は銀行によって大きく異なるため、銀行選びが非常に重要です。
最後に、銀行選びのポイントと金利の高い銀行について、あらためておさらいしていきます。
【銀行選びのポイント】
- 金利の高さ
- 預入期間
- 預入金額
- 中途解約利率の高さ
- 口座開設のしやすさ・使い勝手の良さ
【金利の高い銀行】
- SBJ銀行
- 東京スター銀行
- オリックス銀行
金利が高く、自分に合った銀行を選び、お得に定期預金を始めてみてください。