【初心者必見】米国株とは?基本知識や人気の理由を詳しく解説
目次
米国株が気になっているものの、投資初心者で何も分からないという人も多いのではないでしょうか。
米国株とは、アメリカの証券取引所で取引されている株式で、長期的に成長を続けていることから、世界的に注目されています。
投資家から根強く高い人気があり、未経験から米国株投資を始める投資初心者も多いです。
本記事では、米国株初心者に向けて米国株の基礎知識や人気の理由、投資に関する疑問点などについて詳しく解説していきます。
ぜひ、米国株の魅力や仕組みを理解して、手軽に投資を始めていきましょう。
- 米国株の基本知識
- 米国株が人気で注目されている理由
- 米国株を投資信託で購入するメリット
- 米国株投資の注意点
- 米国株に関するQ&A
- 米国株に興味がある人
- これから米国株投資を始めようと思っている人
- 米国株投資を検討している人
- 米国株の基本知識を身につけたい人
米国株とは?
米国株とは、アメリカの証券取引所で取引されている株式のことを指します。
30年以上前から長期的に成長を続けているのが、米国株の大きな特徴です。
米国株が取引できるアメリカの証券取引所は、次の2つです。
- ニューヨーク証券取引所
- ナスダック
米国株式市場は時価総額や取引銘柄が世界一で、さまざまな銘柄の取引が盛んにおこなわれています。
日本株との違いは?
米国株と日本株の最大の違いは、取引されている市場です。
米国株はアメリカの株式市場で取引され、日本株は日本の株式市場で取引されています。
その他にも、次のような違いがあります。
米国株 | 日本株 | |
---|---|---|
最低購入株数 | 1株 | 100株 ※100株以下で購入できる小口サービスもある (SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニなど) |
配当金 | 年4回 | 年2回 |
市場時間 | 日本時間23時30分~6時 | 9~11時30分・12時30分~15時(東京証券取引所) |
値幅制限 | なし | あり |
手数料 | 取引手数料・為替手数料 | 取引手数料 |
米国株式と投資信託の違いとは?
米国株投資と投資信託の具体的な違いは、主に次の通りです。
AppleやAmazonなど、証券取引所に上場している個別銘柄を購入する投資方法です。
自分で運用をするため、ある程度の知識が必要になるものの、手数料が安い傾向があります。
ファンド(投資のプロ)が選んだ複数の銘柄が入っている非上場の商品を購入する投資方法です。
プロに運用してもらうため、投資の知識がない初心者でも簡単に始められますが、手数料が高い傾向があります。
政府が推進しているNISAやiDeCoなども投資信託の一種です。
【投資初心者にもおすすめ】米国株が人気の理由5選
米国株が多くの人から注目され、人気の理由は次の5つです。
- 1株から購入できる
- 市場が右肩上がりで伸び続けている
- 日本よりも市場規模が大きく、投資できる企業も多い
- 高配当が期待できる
- 円建てで簡単に購入できる
米国株はメリットが多く、初心者にもおすすめなため、良さを理解した上で口座開設や運用を始めましょう。
1.1株から購入できる
米国株は最低取引単位がなく、1株から手軽に購入できるため、少額投資できるメリットがあります。
日本株は、100株単位でしか購入できず、まとまった購入費用が必要です。
※証券会社の中には、100株以下で日本株を購入できる小口サービスを提供しているところもあります。
仮に株価が同じだった場合、米国株は日本株の1/100の金額で購入できます。
少額から手軽に始められ、金銭的なハードルが低いのが米国株のメリットであり、人気の理由の一つです。
2.市場が右肩上がりで伸び続けている
米国株は、30年以上も前から右肩上がりで成長し続けているのが、大きく注目されている理由です。
日経平均株価(日本株)はここ30年でほぼ横ばいですが、NYダウ平均株価(米国株)は8倍以上に成長しています。
高騰と下落を繰り返しているものの、長期で成長を続けており、今後の見通しでも変わらず成長が期待できるのが、米国株のメリットです。
安定して成長しているため、長期投資にも最適です。
3.日本よりも市場規模が大きく、投資できる企業も多い
米国の株式市場は、時価総額55.3兆円を誇る世界最大の市場で、投資できる銘柄が非常に多いのが特徴です。
世界の時価総額の約半数を占めているのが米国で、日本とは8倍程度の差があります。
- 市場規模が大きい=投資できる企業(銘柄)が多い
利益を得るチャンスの多さと豊富な選択肢がある市場は、世界的に見ても米国株式だけです。
4.高配当が期待できる
米国株は配当金額が高い傾向があり、配当回数も年4回と多いのが特徴です。
日本株の配当金額はそれほど高いとは言えず、回数も年2回と米国株の半分ほどです。
米国株は、市場や企業が大きく成長し続けているからこそ、安定した高配当を実現できます。
為替手数料や課税などのデメリットを考慮する必要はあるものの、それでも配当に大きなメリットがあるのが米国株の魅力です。
5.円建てで簡単に購入できる
米国株はアメリカの市場で取引されている株式ですが、日本円(円建て)でも購入できます。
米ドル(ドル建て)でないと購入できないと思われがちですが、わざわざ日本円を両替する必要はありません。
※もちろん米ドルでも購入可能です。
米ドルを持っていなくてもアメリカの銘柄(企業)に投資できる手軽さが、米国株のメリットであり、注目されている理由です。
初心者は投資信託で米国株を購入するのがおすすめ
初心者で米国株投資を始めるのに不安がある人は、投資信託がおすすめです。
投資信託とは投資家が出資し、専門家が代わりに投資や運用をおこなう投資体系のことです。
自分で個別銘柄を選定、購入する必要がないため、投資の知識が少ない初心者でも簡単に運用できます。
投資信託には、次のようなメリットがあります。
- 分散投資ができる
- 取引時間を気にせず購入できる
個別銘柄に投資するのが難しいと感じる人は、投資信託での米国株投資を検討してみましょう。
分散投資ができる
投資信託は一度に複数の商品に投資できるため、リスクを分散させられるのがメリットです。
米国株式で個別銘柄に投資すると、株価が下落した場合はマイナスとなってしまいます。
一方、投資信託なら数十〜数百銘柄に一度に投資できるため、一部の株価が下がっても他の株価が上がっていれば、損失リスクの回避が可能です。
例えば、米国の投資信託で有名なS&P500の場合は、1商品の購入で500銘柄に投資できます。
その他にも全米株式や全世界株式など、さまざまな種類があります。
「銘柄の選定がよく分からない」「初心者で何も分からない」「できるだけリスクを負いたくない」場合は、投資信託がおすすめです。
取引時間を気にせず購入できる
投資信託は市場時間を気にせず、自分の都合が良い時間に取引や購入ができるのがメリットです。
日本とアメリカには時差があり、米国市場が動いているときは日本時間だと深夜なため、米国株は取引しづらいデメリットがあります。
※米国株取引の場合でも、24時間取引に対応している証券会社もあります。
投資信託なら米国市場に関わらず24時間購入できるため、時差や取引時間を考慮する必要がなくなります。
【初心者必見】米国株の買い方
手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富な自分に合った証券会社が決まったら、実際に口座開設をして米国株投資を始めましょう。
米国株投資の始め方と米国株の買い方は、次の3ステップです。
- 証券会社で口座を開設する
- 投資したい銘柄を選ぶ
- 米国株を金額や株数を指定して購入する
詳しい投資の始め方と銘柄の買い方については、以下の記事を参考にしてください。
どの証券会社を選べば良いか分からない、おすすめの証券会社が知りたい人は、以下の記事がおすすめです。
米国株投資で理解しておくべき注意点
米国株には多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。
米国株投資をする前に必ず知っておきたい注意点は、次の6つです。
- 為替リスク
- 二重課税
- 値幅制限
- 手数料がかかる
- 情報収集が難しい
- 日本と取引時間が異なる
メリットの多さからさまざまな人が投資している人気の米国株ですが、注意点を理解しないまま始めてしまうと、損失のリスクが高まります。
そのため、メリット以上にデメリットや注意点を入念に理解し、十分に納得した上で投資を始めるようにしましょう。
米国株投資に関する疑問【Q&A】
米国株投資を始めたいと思っているものの、疑問や分からない部分があって始められない人も多いと思います。
ここからは、初心者が疑問に感じる次の疑問について回答していきます。
- 米国株の購入に手数料はかかるのか?
- 米国株は何株から購入できるのか?
- 米国株に税金はかかるのか?
- 米国株はNISAでも購入できるのか?
- 米国株を買うにはどれぐらいの費用が必要?
ぜひ、自分が分からないと思った部分から確認してみてください。
米国株の購入に手数料はかかるのか?
米国株を購入する際は、次の手数料が必要です。
- 取引手数料
- 為替手数料
各手数料の有無や金額は証券会社によって異なり、一定割合の手数料がかかる証券会社もあれば、無料の証券会社もあります。
手数料が安く抑えられるおすすめの証券会社が知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:「米国株投資におすすめの証券会社8選と選び方のポイントを解説」
米国株は何株から購入できるのか?
「米国株が人気の理由5選」でも紹介した通り、米国株は1株から手軽に購入できます。
日本株の場合は、1単元(100株)からしか購入できないため、ある程度まとまった資金が必要です。
※証券会社によっては、100株以下の小口で購入できるサービスもあります。
米国株なら1株からでも購入できるため、いくつかの銘柄(企業)に少しずつ投資したい場合でも、少額での取引が可能です。
米国株に税金はかかるのか?
米国株も日本株と同じように税金がかかります。
具体的な課税の種類は、次の2つです。
- 譲渡益課税(株を売却した際に発生する税金)
- 配当課税(配当金を得た際に発生する税金)
配当課税は米国(10%)と日本(20.315%)の2ヶ所で二重に課税されるため、差し引かれる金額が多くなってしまうのがデメリットです。
ただし、米国分の課税額は確定申告で外国税控除をおこなえば、還付金として戻ってきます。
配当金額が多い場合や少しでも税金の負担を減らしたい場合は、確定申告をおこなうようにしましょう。
米国株はNISAでも購入できるのか?
米国株は、NISAの成長投資枠でも購入できます。
NISAで将来の資産形成を考えている場合は、米国株への投資も選択肢の一つになります。
NISAなら米国株投資以外に、投資信託で全米や全世界に分散投資できるメリットもあるためおすすめです。
米国株を買うにはどれぐらいの費用が必要?
米国株は1株から手軽に購入できるため、1株分の資金があれば購入できます。
※証券会社によっては、手数料が別途必要な場合もあります。
一株の値段は銘柄(企業)によって異なり、1〜50万とさまざまです。
100株単位でしか購入できない日本株と比べると、少ない費用でも始められるのが米国株の魅力です。
まとめ:米国株は初心者におすすめでメリットも多い
米国株はメリットが多く、初心者にもおすすめの投資方法です。
ぜひ、人気の理由や魅力と注意点を理解した上で、口座開設や投資を始めましょう。
- 1株から購入できる
- 市場が右肩上がりで伸び続けている
- 日本よりも市場規模が大きく、投資できる企業も多い
- 高配当が期待できる
- 円建てで簡単に購入できる
おすすめの証券会社や米国株の買い方が知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。