投資初心者は何から始める?まずは「ほったらかし投資」がおすすめ!

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「投資に興味はあるけれど何から始めたらいいかわからない」という悩みを持っていませんか?

投資は種類が多すぎるし、専門用語も難しい。失敗したくないからと、あと一歩が踏み出せない人も多いかと思います。結論、投資初心者の方には「ほったらかし投資」から始めるのがおすすめです。

本記事では、初心者が最初に行うべきステップと、おすすめの投資方法をご紹介します。正しい知識を身につけ、ほったらかしでもできる投資を始めれば、着実に資産を増やしていくことが可能です。

この記事でわかること
  • 投資初心者が投資を始めるまでのステップ
  • 投資初心者におすすめの投資方法
  • 初心者が投資で失敗しないための秘訣
こんな人におすすめの記事です
  • 投資初心者で何から始めたらいいかわからない人
  • 投資初心者だが何に投資すればいいい知りたい人
  • 投資をしたいがリスクを抑えて行いたい初心者

初心者はまず何から始めるべき?投資までの5ステップ

初心者はまず何から始めるべき?投資までの5ステップ

投資をしたいが何から始めたらいいかわからないという人へ、ここでは実際に投資のスタートを切るまでに踏むべき5つのステップをお伝えしていきます。

まずは投資の基本を学び、自分に合った方法を見つけることが肝心です。焦らず、着実に知識を身につけていきましょう。

ステップ1.投資の種類を理解する

株式や投資信託、FXに仮想通貨……世の中には実に多種多様の投資方法があり、初心者にはどれがいいかわからず途方に暮れる人も多いでしょう。

しかし「投資の種類は4つしかない」とも言われ、すべては「株式」「債券」「不動産」「先物取引」に分類されます。大まかでもいいのでこの4つの特色を理解し、自分に合った投資は何かを考えましょう。

それぞれの具体的な投資方法として、次の例が挙げられます。

投資の種類投資の種類具体的な商品例
株式企業が発行する株式を購入し、値上がり益や配当金を得る方法国内株式、海外株式、株式を投資対象とした投資信託等
債券国や地方公共団体、企業が発行する債券を購入し利子を得る投資方法個人向け国債、円建て債券、外国債券等
不動産不動産を購入し、そこから家賃などの賃貸収入等を得る方法不動産賃貸経営、クラウドファンディング、REIT等
先物取引将来の売買を現時点で約束した価額にて取引をする方法金融先物、商品先物、FX等

なお、初心者でも始めやすい投資信託は投資対象によって分類が異なります。

それぞれリスクやリターンの特性が異なるので、各投資方法の特徴を学んだうえで、自分のライフプランに合わせて選択することが大切です。

ステップ2.投資のメリット・デメリットを理解する

投資を始める前に、メリットとデメリットをしっかり学んでおきましょう。

必ず理解しておきたいデメリットとして、元本割れすることが挙げられます。投資には株価や為替、金利の変動など様々なリスクがあり、損をする可能性もゼロではありません。

しかしそれ以上に、投資には効率的な資産形成ができるという大きなメリットがあります。長期的に見れば、預金よりも高いリターンを狙うことも可能です。

たとえば、毎月1万円を20年間、利回り年3%で複利運用すると、最終的に約332万円になると試算されています。単利の定期預金と比べ、その差は実に約2.4倍です。

メリット・デメリットをしっかり理解することが、投資で失敗に陥らず、効果を最大限発揮するために必要不可欠となるのです。

ステップ3.投資の目的を定める

投資はゴールを定めることが大切です。投資をはじめる前に「老後の備えにしたい」「教育資金の準備のために」など目的を明確にしましょう。目標となる期間や金額を決めてしまえば、必要以上に投資をして家計を圧迫したり、損切りしてしまったりなど失敗も少なくなります。

たとえば「老後資金なら65歳までに2000万円」など、明確な目標があれば毎月いくら積み立てればよいかもわかります。目標を細分化し、到達するたびに利益を確定しておけば売却のタイミングを逃し損してしまう事態も少ないでしょう。

目的に合った投資方法を選び、コツコツ進めていくことが重要です。

ステップ4.本やセミナーで学びを深める

これまでのステップで自分が行いたい投資がわかったら、それに関する本を読んだりセミナーに参加したりして学びを深めましょう。

現在は、初心者向けに書かれた本も数多く出版されています。専門用語の意味を調べたり、疑問点をメモしたりしながら、主体的に読み進めることで知識も深まります。

「とはいえ世の中には投資本が多すぎて迷う……」という初心者へ、特におすすめしたいのが次の2冊です。

「死ぬときに後悔しないための幸せなお金の貯め方・稼ぎ方・使い方」

https://visioncreator.jp/money/?p=web

お金があなたにとって幸せな人生を送る手段となり得るには、あなた自身が正しいマネーリテラシーを身に付けることが先決です。

本書では、お金の増やし方の基本を学びながら、ワークやノート作成を通し自分にぴったりの「お金の貯め方・稼ぎ方・増やし方」を見つけることができます。

「日本人の90%が知らない 高速資産形成術」

https://money-school.site/high-speed/?p=web

人生100年時代、豊かな老後を過ごすためには資産形成スキルを身に付けることが肝要。この本では、資産形成のために必要な投資の基礎から、日本人の9割が知らない高速資産形成を可能にする方法まで、一挙にご紹介します。

本で学んだ知識をより深めるためには、初心者向けの金融セミナーへの参加もおすすめです。直接プロの説明を聞いたり、その場で不明点を解消できたりできるので、積極的に足を運んでみましょう。

ステップ5.投資用の口座を開設し取引開始!

投資の知識がつきマネープランの方向性も固まったら、いざ投資を始めましょう。証券会社にも特色があるので、どこが自分に合っているかリサーチすることも大切です。

現在は、投資をするとなるとネット証券での取引が主流となります。口座開設も取引もオンライン使で完結できて便利ですが、サポート体制や手数料の安さ、いやすさなどを比較検討しましょう。

自分一人での取引に不安がある人は、対面で相談できる証券会社を選ぶのも一つの方法です。

初心者には「ほったらかし投資」がおすすめ?その理由とは

初心者には「ほったらかし投資」がおすすめ?その理由とは

ひと通り勉強を終えた初心者に、まずおすすめしたいのが「ほったらかし」でもできる投資です。ここではその理由を2つお伝えします。

理由1.特別な知識が必要ないから

プロのトレーダーでも予想が難しいのが株式投資の世界。企業分析や経済動向の把握など、投資で成功するにはかなりの専門知識が必要とされます。その知識のない初心者が、値上がりを狙って個別株に投資するのはハイリスクです。

一方、ほったらかし投資の代表である投資信託なら、運用のプロが投資先を選定し分散投資してくれます。つまり、個人では難しい銘柄選びなど、複雑な判断をする必要がないのです。

投資の基本さえ理解していれば、あとは定期的に購入するだけでOK。誰でも簡単に始められる点が、初心者に最適な理由の一つです。

理由2.投資に割くリソースが少なくて済むから

これから投資をはじめる初心者で、今すぐ投資を本業にしようと思っている人は少ないはず。仕事や家事育児のスキマで投資の勉強をしたり、チャートとにらめっこしたりする時間を捻出するのは難しいでしょう。ほったらかし投資なら、そのような時間は必要なありません。

たとえば、積立NISAを利用して毎月3万円の投資信託を買い付ける設定にしておけば、あとは口座から自動で引き落とされ運用されていきます。残業で遅くなった日も、子供の行事で忙しかった日も、ほったらかしで大丈夫。それでも着実に資産運用ができるのです。

わずかな初期設定で済むので、投資に割く時間を最小限に抑えられます。忙しい人にもおすすめの投資方法といえるでしょう。

初心者におすすめの「ほったらかし投資」4選

では「ほったらかし投資」にはどのようなものがあるのか、初心者におすすめなのは次の4つです。

  1. NISAを使った積立投資
  2. iDeCo
  3. ロボアドバイザー
  4. 不動産投資

経験の浅い初心者でも、これらの投資を活用すれば、無理なく資産運用をスタートできるはずです。自分の目的やライフスタイルに合った方法を選んでみてください。

NISAを使った積立投資

NISAのつみたて投資枠を活用し、毎月決まった額を投資する方法です。一度設定してしまえば、あとはタイミングを見測る必要もなく自動的に投資が行われます。

「本当に相場も見ずに毎月投資して大丈夫?」と不安な人もいるかもしれませんが、これは「ドルコスト平均法」という投資方法の一つです。毎月同額で積立を続けることで買付価格を平均化し、値動きの影響を抑え時系列でリスク分散を行う投資の方法を言います。

たとえば投資信託を毎月3万円ずつ積み立てると、基準価額が高い時は少なく、安い時はたくさん買うことになります。

つまり、自動的に安値の時に多く買い付けてくれる仕組みとなります。しかもNISAを活用すれば、運用益に税金がかかりません。相場の波を緩和しながら、着実に資産形成ができる点が魅力です。

iDeCo

iDeCoとは将来の年金のために、自身で掛け金を拠出し運用を行える私的年金制度のことです。投資の目的が老後資金の補完に限定されますが、所得控除など税制面で優遇を受けられるのが特徴です。

運用商品も元本確保型から株式投資信託まで幅広く、ライフスタイルに合わせて選べます。掛金の引き落としも自動なので、長く続けやすいのもポイントです。

わずかな手間で確実に老後資金を積み立てられる制度で、運用次第では預貯金以上の利益を生むこともできます。さらにNISAと同様、運用の利益に対しては税金がかからず、税制面でもぜひ活用したい制度です。

ロボアドバイザー

AI技術を活用して、投資家に最適なポートフォリオを自動で提案してくれるのがロボアドバイザーです。投資家は投資経験やリスク許容度などを入力するだけで、AIが運用シミュレーションを提供してくれます。

つみたてNISAに対応した商品もあり、毎月数千円からの少額運用も可能です。AIによる資産配分はリターンの最大化だけでなく、リスクの最小化も考慮してくれるため、投資初心者でも安心して利用できます。

もちろん投資の基礎知識は必要ですが、深い専門知識がなくても資産運用を始められるのが魅力といえるでしょう。

不動産投資

不動産を購入し、そこから生まれる家賃収入などで利益を得るのが不動産投資です。リスクの種類は多岐にわたるため事前の学習が必須ですが、軌道に乗れば不労所得が期待できる投資方法です。

入居者を見つけたり、物件の管理を行ったりといった手間はかかりますが、長期的に見れば大きなリターンも見込めます。金利が低く推移している昨今では、融資を受けて投資するのも選択肢の一つ。

ただし借入資金にせよ自己資金にせよ、多額のお金が必要なことに違いありません。現在は不動産クラウドファンディングという方法もあり、少額からチャレンジすることもできます。実際の物件を扱う不動産投資とは異なりますが、投資先を不動産に選びたい初心者にはおすすめです。

投資しない方がいい人とは?失敗しないための秘訣

次の5つは投資で失敗しないための鉄則です。

これらが守れない人は、投資しない方がいいともいえるでしょう。

初心者が陥りがちな失敗を避けるためにも、投資の基本ルールをしっかり身につけることが何より大切。リスクを正しく理解し、自分に合ったペースで着実に資産運用を進めていきましょう。

少額からはじめる

投資額が大きくなればリスクも大きくなります。いきなり数十万円を投資に回すのは危険です。初めのうちは、月1~2万円など無理のない範囲で投資を行うようにしましょう。

少額投資では100円から買付できる投資信託やミニ株投資もあります。ポイント投資なら、日常の支払いで貯まったポイントで投資ができるのでハードルが低いです。

少額取引に慣れてから、徐々に投資額を増やしていくのがおすすめです。

長期運用を前提で投資する

投資は長期で行うほど、リスクを低減できます。株式市場は短期的には上下に振れるものの、10年、20年スパンで見ると右肩上がりで推移する傾向があります。つまり相場は必ず回復するので、我慢強く待つことが肝心です。

目先の値動きに惑わされて、慌てて売却すると損をする可能性が高まります。投資方法によっては、早期解約で手数料が発生するケースもあるので要注意。

5年、10年先を見据えた運用を心がけ、株価が下がっても決して焦らないようにしましょう。

資産は分散する

「一つのカゴに卵を盛るな」という格言があるように、投資先は分散し、リスクを抑えることが大切です。

たとえば日本株100%で運用していたら、日経平均株価の下落が直撃してしまいます。しかし、そこに米国株式や債券、REITなどを組み込んでおけば、損失を最小限に抑えられる可能性が高まるのです。

具体的には、投資先を「国内」「先進国」「新興国」に分けたり、「株式」「債券」「リート」などの資産クラスに分散したりするのが一般的。自分でバランスを考えるのが難しければ、資産配分の割合があらかじめ決まっているバランスファンドを選ぶのもおすすめです。

余裕資金で投資する

投資に回すお金は、生活費とは別に用意することが大切です。毎月の生活費を切り詰めて無理に投資をすると、突発的な事情でお金が入用になったときに相場マイナス局面で売却せざるを得なくなり、損失を出してしまうことにもなりかねません。

生活防衛資金は別口座で最低3カ月分、できれば6カ月分は確保しておきたいものです。万が一の失業や病気にも耐えられる資金は確保したうえで、純金融資産の10~20%程度を投資に回すのが無難でしょう。

余裕資金で、無理のない範囲で投資を行うことが賢明な方法です。

情報に流されない

ネット上やSNSで多くの情報が錯綜する昨今、初心者が右往左往してしまうのは無理もありません。「この株がおすすめ!」「こっちの投資信託の方が儲かる!」など、タイミングを煽るような情報に惑わされがちです。

しかし、そのような情報に流されているだけでは失敗の元になりかねません。初めに決めた投資方針を安易に変えないよう、軸をもって投資を行うことが大切です。そのためにも、書籍などで主体的に、かつ継続的に投資について学びを進めるようにしましょう。

自分の頭で考え、取捨選択する力を身につけることが、情報に流されない自立した投資家への第一歩となるはずです。

まとめ|投資初心者は学びから始めることがおすすめ

投資初心者には、ほったらかしでもできる投資がおすすめですが、それでも投資について学ぶことは重要です。どんな投資にどんなリスクがあるのか、自分に合った投資はどれかを見極める知識は必須です。

まずは投資の基本的な仕組みを理解することから始めましょう。そして、NISAやiDeCoを活用した積立投資など、手間のかからない「ほったらかし投資」を選択するのが得策です。余裕資金で長期運用を続ければ、複利の力で資産は着実に増えていきます。

投資のプロでなくても、正しい知識さえあれば、安定的にリターンを得ることは可能なのです。一歩ずつでいいので、まずは自分に合った投資を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。

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